【イベントレポート】TOKYO ISLANDS MEETING Vol.4 島酒のを深掘!八丈島の蔵元さんが大集合~材料、製法、バラエティ豊かな世界をのぞいてみませんか~

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東京島しょの魅力を伝えるイベントシリーズ「TOKYO ISLANDS MEETING」の第4回は、大いに盛り上がった第1回、東京の島酒の魅力を伝える会の続編ともいえる回。八丈島の4つの蔵元さんに集まっていただきました。

八丈島酒造の奥山武宰士さんは、元サッカー選手として活躍し、現在は蔵の4代目となるべく修行中という若手の作り手さんです。代表銘柄の「江戸酎」は八丈島産のさつま芋を100%使って熟成させたもの。熟成によって飲みやすい焼酎となっています。

八丈興発の小宮山善友さんは第1回のイベントに引き続きのご登場です。代表銘柄は「情け嶋」。お父様の代で作り上げたさっぱりとした麦焼酎は守りつつも、2007年にはおじい様の代に作られていた骨太な味の麦焼酎「麦冠情け嶋」を復活させました。

坂下酒造の沖山範夫さんは、高校卒業後都内でバーテンダーなどのお仕事をされた後、焼酎造りのために八丈島に戻りました。最初に働いたのが磯崎酒造。その後磯崎酒造は閉業してしまい、沖山さん自身も別のお仕事をされていたのですが、坂下酒造の杜氏が亡くなり、再び酒造りの道へ。現在は坂下酒造の代表銘柄「黒潮」「ジョナリー」に加え、磯崎酒造に残っていた原酒を利用した「黄八丈」の酒造りも再開しています。坂下酒造としての「黄八丈」の出荷はもう少し先とのことですが、人気銘柄の復活に期待するファンの方も多いとか。

最後に登場したのは樫立酒造の笹本庄司さん。代表銘柄は、蔵の周辺に多く植えられていたという椿の花をモチーフにした「島の華」です。麦焼酎でありながら芋焼酎用の酵母菌を使っており、麦の香りが目立つ一方で、麦焼酎らしからぬ独特の風味を生み出しているといいます。

それぞれの蔵はSNSでの発信も行っていますが、事前に連絡をしてもらえば蔵の見学も受け付けているそうです。蔵を見てみたいという思いを持ったお客様にはできる限りオープンにしたいとのこと。

最後は参加者の皆さんから直接質問もいただきながら交流。「どうして島酒の瓶は四角いものが多いのか?」など飲んでいる方ならではのユニークな質問も多く飛び出す展開でした。

「どの蔵も応援したくなりました」「次回は八丈島で皆さんとお会いしたいです!」といった声も多く聞かれました。同じ島にはいらっしゃっても、なかなか蔵元さんたちが集まってお話することは少ないのだとか。貴重な交流の機会になったとともに、島酒の奥深さと楽しさを知ることができたイベントでした。

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