【東京文化採集】Vol.10 浅草

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日本を代表する観光地として有名な浅草。国内からの旅行客だけでなく、日本を訪れる外国人観光客にも大人気のエリアです。古くからの商店街や浅草花やしきなどのどこか懐かしさを感じるスポットもあれば、東京スカイツリーなど新たに誕生したスポットも。浅草は老若男女問わずみんなが楽しめる文化的な街。

『この街の幸福論。』

チャキチャキとした下町人情にあふれ、街のいたるところで昭和の面影を感じることができる貴重なエリア。毎年5月に浅草寺で行われる「三社祭」は150万人もの人が訪れ、「浅草サンバカーニバル」は8月の最終土曜日に開催される日本最大のサンバカーニバルで、豪華な衣装や山車など見所満載で、「三社祭」の時には、たくさんの大きな神輿が威勢よく跳ね回り、街中はすさまじい熱気を帯びる。祭りを「見る」ではなく「参加する」という、新しい楽しさにも出会えそう。

駅周辺は商店街や飲食店も多く、歴史のある飲食店や居酒屋からファミリーレストラン、日用雑貨のチェーン店までじつに様々。浅草は名所ぞろいだけど、「浅草花やしき」も忘れてはいけない重要スポット。日本最古の遊園地として有名で、レトロで可愛らしいアトラクションがあることからコアなファンが多い。さらに園内貸し切りプランなどもあり、多様なニーズに応えている。

浅草寺の歴史。

浅草は、利根川・荒川・入間川が運ぶ土砂の堆積によって作られた。古墳時代には、漁民と農民が住んでいた小さな村でした。浅草寺縁起によれば、628年に、宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟の網にかかった仏像があった。これが浅草寺本尊の聖観音(しょうかんのん)像である。
1590年に江戸に入った徳川家康は、浅草寺を祈願所として寺領500石を寄進しました。1616年には、家康を祀る東照宮の造営を認め、随身門(二天門)も建立されました。寛永年間に観音堂が炎上した際も徳川家光により、1649年に再建されました。昭和20年の東京大空襲で焼失し、現在の本堂は、昭和33年に再建されたものです。
江戸の繁栄とともに浅草寺の参詣者も増え、江戸一番の盛り場となりました。
江戸文化の最盛期、境内には百幾つもの神仏の祠堂(しどう)が建ち並び庶民信仰の聖地となり、一方、奥山では、松井源水のコマ廻し、長井兵助の居合い抜き、のぞきからくり、辻講釈などの大道芸や見世物が参詣者を喜ばす。さらに、春の節分をはじめ、季節の行事は、大変な賑わいでした。明治に入って、浅草寺の境内は、浅草公園となり、その第六区が興行街となって日本の映画史、演劇史の上に大きな足跡を残した。

紹介する場所

地図URL

A.神谷バー

神谷バー(かみやバー)とは、東京都台東区浅草1丁目にある、日本最初のバー。電気ブランで有名。電気がめずらしい明治の頃、目新しいものというと”電気○○○”などと呼ばれ、舶来のハイカラ品と人々の関心を集め、当時はアルコール45度。デンキブランのブランはカクテルのベースになっているブランデーのブラン。そのほかジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされている味わい深いお酒。

B.浅草文化観光センター

浅草といえば、浅草寺の雷門。その雷門の道路を挟んだ向かい側に、ひと際目を引く和モダンな外観のビルがあります。これは、台東区が運営する「浅草文化観光センター」です。この浅草文化観光センター、4か国語での案内対応や無料Wi-Fi・AC電源など、旅行者にとってうれしいサービスがいっぱいの施設。

C. モンブラン 浅草店

ハンバーグの人気店「モンブラン」の食べ放題がすごい。名物のハンバーグをはじめ、ステーキやビフカツ、エビフライなど絶品の洋食65種類が2時間食べ放題で2,980円(税抜)。たっぷりいただくとこれはもう罪悪感を感じてしまうレベル。食べ放題以外にも普通に食べれる鉄板焼きのハンバーグも絶品です。

D. 浅草おと

とにかく美味しい出汁。削りたての本枯れ節と日高昆布を使い、毎朝丹精込めてひく出汁は、芳醇な香りと、上品で雑味のないすっきりとした味わいが特徴。繊細な和食を引き立てる地酒は、定番&週・月替わりで数種類。通が認めるマキコレ・ワインも。 しっとりとした洋楽が流れる店内で、素敵な時間をお過ごしください。

E.洋食 ヨシカミ

昭和26年(1951年)、客席数10席のオープンカウンター式のお店として、浅草六区の中心に誕生した洋食屋、「ヨシカミ」。かわいいコックさんのマークと「うますぎて申し訳ないス!」の看板が目印。お店のオススメのメニューは、オリジナルのデミグラスソースを使った「ビーフシチュー」やニンニクたっぷりの「牛ヒレのステーキ」。それ以外にも、ハンバーグやハヤシライス、スパゲッティーナポリタンなど、定番の洋食メニューが嬉しい老舗の洋食店。

F.浅草演芸ホール

東京都内でも4軒しかない「落語定席」のひとつ。一年365日落語が聴ける演芸場です。落語はもちろん、漫才や漫談、マジック、紙切り、曲芸などバラエティに富んだ演目。 昼の部が11:40〜16:30、夜の部が16:40〜21:00で、原則的に昼夜の入れ替えはなく、お好きな時間からお好きな時間まで、時間にとらわれることなく演芸をお楽しみいただけます。

G. ホッピー通り

浅草寺境内の西側にある、昔ながらの懐かしい雰囲気の居酒屋がたくさん立ち並んでいるのが「浅草ホッピー通り」、通称「煮込み通り」です。お店によって味が違う、「煮込み」を求めて、地元の常連さんはもちろん、東京旅行の観光客が訪れています。また、場外馬券売り場がすぐそばなので、週末には馬券を握りしめたお客さんも多くいます。昭和レトロな「浅草ホッピー通り」 で楽しく酔っぱらってみませんか??

H.浅草寺

浅草寺は、東京都台東区にある東京都最古のお寺です。その創立は628年、推古天皇の時代にまでさかのぼるといわれています。本尊に聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)を祭るこちらのお寺は、一年を通し多くの参拝客が訪れ、日本初のエレベーターを備えた展望台が作られるなど、いつの時代も観光地や霊場として多くの人から親しまれる場所だったことが伺える浅草寺。

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