【東京文化採集】Vol.1 蔵前

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東京の下町 ・ 浅草の近くにある蔵前。
元々はものづくりの街、 問屋街として有名でしたが、 近年では、 古い倉庫をリノベーションしたカフェやバー、 スタイリッシュな外国人観光客向けホステルなどオシャレなお店が増え、 非常に注目度の高い街です。

この街の幸福論

日本の「ブルックリン」と呼ばれる蔵前。 蔵前エリアを語る上で欠かせないのが 隅田川。春には桜、夏には花火大会が 有名で、全国から大勢の人が訪れます。 実は「川がある街」というのは、ブルッ クリンとの共通点のひとつ。ブルックリン区はイーストリバーをはさんでマ ンハッタンの東側に位置し、お天気の いい日は対岸の絶景を眺めながら川沿 いで散歩を楽しむ人も多い。
朝のさわやかな風景からライトアップされる夜の幻想的な風景まで、さまざまな表情を見せてくれるのもこのエリアならでは。ゆったりとした川の流れは時代を超えて文化を運び、人々の想像力を育んでくれている。

ものづくりの街ー手づくりと職人気質ー

「蔵前(くらまえ)」とは江戸時代、幕府の米蔵があった ことにちなんだ名前だといわれています。古くから多く の人が集まるこの地域は、「手づくり」のプロである職人 がたくさん住んでいるそうです。今でも道を歩くと花火やおもちゃ、革製品などたくさんの問屋が目に入ります。 台東区では区をあげて「ものづくりの街」をアピールし ており、「モノマチ」や「月イチ蔵前」といった、街とモノづくりの魅力に触れられるイベントも開催されていま す。クリエイターやショップが地域の職人さんとつながっているのも、横のつながりが強い下町エリアならではの 幸福論かもしれない。

紹介する場所

A. Nui. Hostel & Bar Lounge (宿)

おもちゃ屋さんの倉庫をリノベーションしたゲストハウス。
6 階建て 100 床以上と大規模なホステルで、連日多くの外国人観光客でにぎわっ ています。1階には宿泊者に限らずだれでも利用できるカフェ&バー食事メニュー があります。最近の蔵前の居心地の良さを体現する場所です。(駅から徒歩4分)

B. カキモリ (店)

「たのしく、書く人。」をコンセプトにした文房具専門店。 ノートやボールペンから、オシャレなペーパーまで品揃えが豊富です。 自分だけのオリジナルノートを作ることも。表紙の紙から、リング、留め具など、 自分の好みで選んで組み合わせることが出来ます。デザインやカラー、質感など バリエーションも豊富で、パターンは無限大!世界に一つだけのノートを作れる のCは楽しさが。(駅から徒歩6分)

C. mt. lab (店)

マスキングテープの新たな可能性を探り、その思考と実践をより深めていく場として、「mt lab.」がオープン。通常商品に加え、他の店舗やイベントでは並ぶことのないトライアルな商品を扱うほか、ミニギャラリーを併設。マスキングテープに関連した展示も行い、プロダクトの可能性を感じさせてくれる場所。(駅から徒歩5分)

D. イエロ / YELLO (食)

「夜の蔵前をつくる」がコンセプト。 ポップな雰囲気のお店でいただく拘りのレモンサワーがオススメの立ち飲み居酒 屋。3種類のベースと4種類のフレーバーから選ぶ無農薬レモンサワーは、甘さ 控えめでサッパリと美味しい。他にも自然派ワインやクラフトビール、地酒など、 イエロ厳選の美味しいお酒が楽しめます。(駅から徒歩2分)

E. 菓子屋 シノノメ(食)

週末のみ営業しているお菓子屋さん。 木のぬくもりあふれる店内にはオシャレなアートが飾ってあり、新しさと昔なが らが入り乱れる様子は、まるで蔵前を象徴するかのようなお店です。焼きたての クロワッサンが美味しいお店。(駅から徒歩6分)

F. chigaya 蔵前 (食)

湘南・辻堂にある〈chigaya〉の 2 号店。 赤いチェックのカーテンがかわいらしい店内にみんな吸い寄せられるかのように、 若い女性からスーツ姿のサラリーマンまで入ってくる。甘いパンから食事系のパ ン、さらに焼き菓子もあります。ほとんどの商品が夕方には売り切れてしまう人 気店。(駅から徒歩7分)

G. ラーメン元楽 総本店(食)

創業 1995 年の「ラーメン元楽 総本店」は、豚のゲンコツ、鶏や野菜を 3 日間煮 込んで作る濃厚スープに背脂を振りかける“背脂チャッチャ系”のラーメンが人 気の老舗。ギトギト背脂が食欲を刺激する「特製元らーめん」、スープは醤油と背脂の甘味が広がる昔ながらの素朴な味わい、、お洒落じゃない蔵前で堪能して欲 しい至極の一杯です。(駅から徒歩1分)

H. 角打ちフタバ(酒)

「お酒はコミュニケーションツール。だから、気軽に出向いていろんな話ができるコミュニティの場をつくりたい。」創業70年の酒屋が角打ちを始めたのは 2013年のこと。地域の憩いの場所にもなりながら、月一度催す試飲会など日本酒好き にはたまらない場所になっている。(駅から徒歩7分)

※() 内は、都営浅草線蔵前駅からの徒歩での所要時間を表しています。

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