2022/1/17 【オンライン】高架下ものづくり会議 vol.7 次世代の伝統工芸職人たちの熱き想い ~日本の手仕事が集まる“めぐりて“の魅力にせまる~

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東京・秋葉原から御徒町にかけてのJRの高架下にある「ものづくり職人」さん達が集まる街「2k540 AKI-OKA ARTISAN」。
この場所に集っているのは、大量生産ではない、こだわりのものづくりを行なっている職人さんたちのお店。皆さんが生み出す商品は物語や遊び心にあふれています。実際に職人さんたちのお話を聞いてみれば、その魅力をさらに発見できるに違いありません。

また、2k540という場所は、鉄道高架下開発の先駆けとなった場所であり、日本全国を見ても珍しい円柱状の高架橋を活かしたデザインにも注目したい施設です。
このイベントシリーズでは、毎回2k540の店長さんや職人さんに登場いただきものづくりについて語るトークイベントをお送りしています。

今回のゲストは「めぐりて」チームの皆さまです。北は北海道から南は鹿児島まで、全国5カ所の伝統職人が集まっている「めぐりて」。竹工芸や彫金、木彫りなど、それぞれの伝統技術をもつ職人さんたちのこだわりの逸品が集うこのお店では、実際に職人さんたちが一同に介することはなかなかありません。そんなめぐりての皆さまと一度に話せる「めぐりてnight」を今回は開催いたします。

◎ゲスト


八木秀作さん
八木竹工業/竹工芸/鹿児島
<プロフィール>
1975年生まれ・鹿児島県出身。
八木竹工業株式会社・代表取締役・3代目。
合同会社J.kott(店舗運営・めぐりて)・代表。
学生時代はスポーツに明け暮れ、地元の小学生に指導しながら大学で中・高校教職免許取得。しかし、家業の創業大正14年から続く竹工芸の魅力や存続を考え、後を継ぐ。
他県への卸し依存や輸入品の波に押されながらも、全国百貨店での直接販売や各地域の異業種職人と運営を共にする新しいスタイルの店舗・めぐりて2店舗を展開。
自らは門前仲町にも店舗展開し、地元では国指定の武家屋敷群に会社移転。
竹林面積日本一の鹿児島と東京を行き来しながら、サスティナブルな竹とモノづくりで盛り上げる。

丸山重俊さん
丸亀絣織物/久留米絣/福岡
※登壇ご調整中

岩間幹雄さん
工房がんま/木彫り/北海道
<プロフィール>
工房がんま、木彫り工芸2代目。1971年、北海道旭川市生まれ。
旭川と「めぐりて」を拠点に百貨店などの催事にも参加しています。
北海道の木材で、フクロウやカメ・カエル・カバなどをモチーフに、
置物や実用品を、ひと彫りひと彫り、心を込めて作っています。
使うほど手になじみ、ぬくもり感じる一点もの。
生活にほっとしたひとときを感じて頂けたら。

土田裕也さん
結納センターつちだ/水引工芸/香川
<プロフィール>
1978年香川県生まれ。小・中・高・大とソフトテニスに打ち込み全国大会にも出場。大学卒業後はサラリーマンを経て、家業である水引加工業を継承。
継承前、半年かけ東南アジア、中東、ヨーロッパを放浪。その際、水引が人を笑顔にすることを体感。家業継承後は、結納飾り等の伝統細工を大切にしながら、「1400年続く水引をもっと身近に」をテーマにアクセサリー等の制作にもいち早く取り組む。現在、めぐりてをはじめ、国内にとどまらず海外でも水引の魅力発信に努めている。

中村貴寛さん
打ち出し彫金/フィレンツェ
<プロフィール>
1977年生まれ、大学までは理数系の学科を経ましたが、伝統工芸の魅力とイタリアでの生活に憧れを抱き、伝統工芸の職人が多く残るフィレンツェに渡り彫金、彫刻の巨匠ビーノ・ビーニ氏に師事。
その後1935年から歴史を繋ぐ銀器制作の工房に就職。
銀食器や、テーブルウェア関連の作品、教会の装飾品、F1の優勝カップなどシルバー、真鍮、銅などの金属板の打ち出し造形の仕事に従事。2019年から金属造形作家として、アクセサリー、インテリア小物、内外部装飾品などを制作し日本で活動中。

地域も違えば扱う素材も技術も全く異なる職人さんたちが集まる「めぐりて」の職人さんたちがそれぞれ抱えるものづくりへの思いや、そこに共通するもの、チームだからできるものづくりのことなど。めぐりての皆さまとのお話を通して、「ものづくりへの考え方」や「ものづくりの未来」、「コミュニティの可能性」などを皆さんと一緒に深掘りしていきたいと思います。

イベントが終わった後に参加された方々にとって「ものづくり」への想いを改めて考えるキッカケ作りを目指していきます。
皆さんのご参加を心よりお待ちしております!

◎「2k540 AKI-OKA ARTISAN」とは?

”日本のものづくり”をテーマとして2010年にJR秋葉原駅〜御徒町駅間の高架下に開業した商業施設です。
鉄道用語では東京駅を起点とした距離「キロ程」で場所を示すことから、この施設は東京駅から2k540m付近にあるため「2k540」としました。今でこそおしゃれな高架下スポットはたくさんありますが、当初まだまだ暗い印象があった高架下を新しく変えていくんだという想いも込めて、あえて鉄道用語を使いました。

かつて伝統工芸職人の街だった御徒町周辺の文化を継承し、工房とショップがひとつになったスタイル、ここでしか買えない商品、ものづくりの体験が出来るワークショップなど、さまざまな個性あふれるお店が集まっています。
2021年でグランドオープンから10年目を迎え、新しい「ものづくり」の形を職人さんたちと発信しています。

▼2k540 AKI-OKA ARTISAN 公式Webサイト      
https://www.jrtk.jp/2k540/
▼公式インスタグラムページ
https://www.instagram.com/official_2k540/?hl=ja

◎こんなヒトに参加して欲しい

・ものづくりに興味がある
・一点もの、オーダーメイドのものに興味がある
・秋葉原・御徒町地区に興味がある
・高架下のスペースの使い方に興味がある
・暮らしとコミュニティに興味がある
・街づくり、場づくりにおける関係作りに興味がある
などなど

◎イベント概要

【日 時】2022年1月17日(月)
【時 間】配信URLを送ります:19:45〜 開始:20:00〜 終了予定:21:30
【参加費】無料
【申込方法】https://peatix.com/event/3121981/view
     *peatixチケットサイトが受付窓口*
【場所】2k540よりオンライン配信(※参加者の方へはZOOMのURLをお送りします)
【主催】2k540 AKI-OKA ARTISAN
【協力】はじまり商店街

◎スケジュール

19:45 受付開始 / オンラインのURLを送らせて頂きます。
20:00 スタート、テーマ説明(ファシリテーターより)
20:10 各ゲストよりお店とものづくりの紹介
20:40 テーマトーク
21:10 質疑応答
21:30 終了

◎ファシリテーター

今村菜穂子
はじまり商店街 コミュニティビルダー
新卒で大手企業に入社し、人事部で海外採用や新卒採用を担当したのち、縁あってオーダーメイドウェディング「CRAZY WEDDING」を運営する株式会社CRAZYに入社。
コーディネーターとして3年間で100組以上のお客様を担当し、数えきれないほどの人生に残る景色に出会ったが、今度は外の世界で新たに挑戦がしたいと退職を決意したタイミングではじまり商店街と出会う。
好きなものは日本酒と白米。
炊き立てのお米のにおいでご飯が食べられます。

◎【協力】はじまり商店街とは?

場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー「はじまり商店街」。暮らし方・働き方・コミュニティを中心にライフスタイルに関わる企画プロデュース、遊休地の有効利用、まちづくり支援、イベント・ワークショップ、などを主に手がける。

▼はじまり商店街 公式ホームページ
https://hajimari.life/
▼はじまり商店街facebookページ
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▼はじまり商店街ツイッターページ
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