2020/11/14 【オンライン】暮らしを育てる『島根の日常』 〜家族とご近所でつくるお茶を、”おすそ分け”でつなぐ〜

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暮らしを育てる。
今年春の外出自粛期間を経て、自分の暮らしや家族との暮らし、住んでいる地域など、「本当に必要なものは何か」を考えさせられたり、見つめ直したという人は多かったのではないでしょうか?
そんな方へ向けて、島根に住んでいる人・関わる人との日常をお届けすることで、暮らしを育てるヒントになれたらというシリーズイベントです。
今回のゲストは島根県出身の七咲友梨さんです。
東京在住の七咲さんは、島根県西部・山口県との県境にある吉賀(よしか)町柿木村(かきのきむら)地区に暮らす家族やご近所さんと手作りするクラフトティープロジェクト<ソットチャッカ>を2017年に立ち上げました。

◎家族の暮らす柿木村について

島根は“過疎発祥の地”と言われています。
過疎は、昭和40年代に一般的に使われるようになった言葉なのだそう。
実はこの地域一帯は、自給ベースの有機農業が始まって既に40年近く経とうとする、有機農業先進地。
柿木村地区ではおよそ1500人が暮らし、日本の棚田100選のひとつである大井谷の棚田や、清流日本一に何度も選ばれた高津川が流れる自然豊かな土地です。
そのため、有機農業を志す移住者が増えてきているのだそうです。

◎改めて気付いた、故郷の魅力

『ソットチャッカ』を立ち上げたのは、数年前に移住者の人たちと話したことがキッカケとなります。その移住者の人たちは、柿木村を”宝の山”だと言ったそうで、七咲さんはその言葉にそれまでの価値観が逆転するほど衝撃を受けたと言います。
それから実家のお茶づくりを手伝ってみて、東京の友人に配ったのが始まりとなりました。七咲さん自身、何もないと思い込んでいた故郷、この島根の里山にあふれる魅力を再認識したのだそうです。

◎柿木村の小さな茶畑から生まれた、〈SOTTO CHAKKA(ソットチャッカ)〉

島根県西部の山奥の柿木村で、お茶の木から手摘みで収穫した新茶を使い、ずっと昔から自宅用につくり飲まれている釜炒り茶と、野草茶。
農薬・除草剤・肥料を使用せずに育てられた在来種である「山茶」の茶の木のなかには、
100年以上の樹齢のものもあるそうです。
古くからこの地域に受け継がれ家々で飲まれていたお茶を“おすそ分け”するように、毎年少量ずつ生産し販売しています。
『ソットチャッカ』を通して、この土地に興味を持ってくれた人たちと地域の人たちのコミュニケーションや新しい発見が生まれ、小さくても気持ちのいい循環ができればうれしいと話す七咲さん。

その土地にそっと寄り添う、小さな灯火のような『ソットチャッカ』。
島根の柿木村から届く、自然の恵みと人々の暮らしのときが刻まれたお茶を、
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

◎こんなヒトに来て欲しい

・育てる暮らしをしてみたい
・育てて、食べる事に興味がある
・クラフトティーに興味がある
・東京と地元の二拠点生活に興味がある
・地域の暮らしに興味がある
・島根の暮らしに興味がある
・島根の関係人口になりたい
・地域の特産物を知りたい
などなど

◎スケジュール

19:45 URLを送付します。
20:00 本日のテーマ、アイスブレイク
20:10 七咲さん自己紹介
20:20 七咲さんの活動「SOTTO CHAKKA(ソットチャッカ)」
20:40 ワークショップ「野草茶を味わう」
21:00 懇親会と質疑応答
21:30 終了予定

◎イベント概要

【日時】2020年11月14日(土)20:00-21:30
【定員】①15名
    ②25名
    *定員に限りがございますので、お早めにご注文願います
【参加費】①1,000円 野草茶セット(お茶+イベント視聴)
     ※締め切り11月8日(日)(到着までを考慮して設定)
     ②無料(イベント視聴のみ)
【申込方法】https://peatix.com/event/1694808/view
     *peatixチケットサイトで支払い窓口*
【会場】オンラインツール(zoomを使用します。)
【主催】公益財団法人ふるさと島根定住財団
【協力】はじまり商店街

◎ゲスト

<プロフィール>
七咲友梨(Yuri Nanasaki)/ 写真家、tea farmer
島根県出身。役者として映画、ドラマ、舞台などで活動後、写真家へと転身。ポートレイトや旅の写真を中心に雑誌、広告、書籍、webなどの分野で活動。CM、ミュージックビデオ、映画など映像撮影も手がける。
松浦弥太郎氏(エッセイスト)初監督作品の映画「場所はいつも旅先だった」では映像・写真の撮影を担当、2021年公開予定。
近著に写真集「朝になれば鳥たちが騒ぎだすだろう」(1.3H/イッテンサンジカン刊)。
中国地方発のローカルメディア「みんなでつくる中国山地」にて、写真撮影を担当。10/17創刊号発売。
また、2017年より島根のクラフトティーブランド「ソットチャッカ」を立ち上げ、アーティストとのコラボなど積極的に行なっている。
ソットチャッカ(sotto chakka)
Facebook https://www.facebook.com/sottochakka/
Instagram https://instagram.com/sotto_chakka?igshid=199nhel20mm32

<プロフィール>

原 早紀子(はら さきこ)
公益財団法人ふるさと島根定住財団 東京拠点 主任
https://www.teiju.or.jp/
1984年生まれ、島根県安来(やすぎ)市出身。東京都在住。
広告、アパレルなどを経て2014年より現職。首都圏から島根への移住支援や、地方や島根に関わりたい、何かしてみたい、という方のコミュニティ作りに取り組み中。

◎公益財団法人ふるさと島根定住財団

島根県への移住促進や県内での定住を目指して設立された団体。
沢山の方に「いいね、島根」と思ってもらいたい!という気持ちのもと、島根の暮らし・仕事・地域の魅力を発信するとともに、島根県内で頑張る方々の地域づくり支援や、一緒に頑張りたいという人との出会いを創出している。

▼ふるさと島根定住財団ホームページ
https://www.teiju.or.jp/
▼移住ポータルサイト「くらしまねっと」
https://www.kurashimanet.jp/
▼移住ポータルサイト「くらしまねっと」facebookページ
https://www.facebook.com/kurashimanet/
▼しまね地域活動応援サイト「フレフレしまね」
https://furefure-shimane.jp/

◎ファシリテーター

柴田 大輔
株式会社はじまり商店街
共同代表取締役/コミュニティビルダー
1988年生まれ秋田県出身。
鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営。
他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりを。
2018年8月から株式会社はじまり商店街(YADOKARI子会社)共同代表
年間300を超える多様なイベントの企画・運営。
他にも大手企業の社員研修やまちづくりの講師も団地の運営などを担当している。
都内の拠点10ヶ所を中心に多様な賑わい作りやコミュニティ支援を行う。

◎はじまり商店街とは?

場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー「はじまり商店街」。暮らし方・働き方・コミュニティを中心にライフスタイルに関わる企画プロデュース、遊休地の有効利用、まちづくり支援、イベント・ワークショップ、などを主に手がける。東京・横浜・鎌倉と様々なエリアで賑わい作り・人と人の出会いのデザインを展開中。
▼はじまり商店街 公式ホームページ
https://hajimari.life/
▼はじまり商店街facebookページ
https://www.facebook.com/hajimari.shoutengai/
▼はじまり商店街ツイッターページ
https://twitter.com/hajimari_stg
▼はじまり商店街note
https://note.com/hajimari0801

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