2023/3/3 【オンライン】暮らしを育てる『島根の日常』 〜「地域ごとを自分ごとにする」という今までなかった旅のかたちとは〜

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暮らしを育てる『島根の日常』
島根で”暮らすヒト”の中から毎回ゲストをお招きし、島根での日常をお伝えすることでその方の思いにも触れていただいています。あなたの思う「暮らし」への問いや描いているものへのヒントになれたらと思ってお届けしているシリーズです。

今回のゲストは奥出雲町(おくいずもちょう)在住で、スリランカ出身のSameera Gunawardena (サミーラ グナワラデナ)さんです。2001年に留学生として来日し、2006年に隠岐郡海士町(あまちょう)に移住、海士町観光協会で10年間勤務しました。海士町では民宿や旅館の女将さんと協力して、島の宿を魅力的にする「島宿プロジェクト」の立ち上げに携わり、その後移り住んだ奥出雲町では観光協会の立ち上げに関わりました。その後、山陰地域の観光関係者、行政、観光協会などと連携し、もっと世界中から観光客が集まる地域にするために、2021年4月に株式会社タビカラを設立。
パンフレットだけではわからない、人と人がつながり地域を知る出会いを提供しているサミーラさんの島根県奥出雲町での日常をお届けしたいと思います。

◎サミーラさんと島根の出会い

サミーラさんが初めて訪れた島根は隠岐郡海士町。大学の先輩に会いに行ったのがはじまりでした。そこでの印象は、いろいろ大変だけど、それでも前向きに課題に向き合っている大人たちの姿でした。海士町では住んでいる方々との飲み会や交流があったり、人と人との出会いが大きかったそうです。移住後、海士町観光協会で働くことでさらに町とも関係を深め、今の活動にもつながっていきます。
現在の奥出雲での活動のキッカケは、奥出雲出身の奥様の実家が空き家になったことでした。今までの活動や海士町でのつながりを活かし、奥出雲町では観光協会の立ち上げにも関わります。
そして2021年4月に株式会社タビカラを設立することに。

▼TAVIKALA(タビカラ)
https://tavikala.com/

◎TAVIKALA(タビカラ)設立の思い

皆さんは普段どこか旅に出かける時、どんな風に行き先を決めますか?
景色重視、食べたい物重視、世界的に有名な〇〇遺産のような場所重視、色々あると思います。その旅先での出会いはどうでしょう。目的が人である場合、旅はその先のつながりも生まれるように思います。とはいえ、なかなか現地に知り合いがいない場合は難しいことも多いです。サミーラさんが仲間と設立したタビカラは、旅人が地域に一歩踏み込める環境をサポート・提供しています。

以下、TAVIKALAウェブサイト、「タビカラの考え」より抜粋して引用
https://tavikala.com/assets/pdf/tavikala_tnk_220521.pdf

”Our Vision
旅からできる道をつくる。タビカラは、人と人を結び「まちのリアル」を旅にします。
そして、旅を通じて風土を次世代へ繋ぐことにコミットします。

なぜタビカラという会社を作ったのか?
タビカラは15年間観光協会で働いたスリランカ人と、16年間東京でクリエイティブの仕事をしてきた二人で作りました。私たちは仕事を通じて、「日本と外国」「都会と田舎」を客観的にみてきました。その中で、今の観光のあり方では地方は生き残れないと痛感しました。人口が急激に減り、若者がどんどんまちから離れる現状で、「光(きれいな部分)」を観るだけの観光には限界がきています。
「旅する人も地域の一員となり、地域も旅する人をサポートする。」
そんな環境が作りたいと思っています。”

奥出雲という場所のリアル。これは奥出雲だけの課題では留まらず、大きく日本の各地域の課題とも思います。どんなアプローチで伝えていくのか、地域に住む人との関わりで何が生まれるのか。地域の日常を知っているサミーラさんが伝えることで、地域の人も外から来る人もどちらの立場もわかるからこそ届けられる言葉もあると思います。

◎これからの活動について

サミーラさんはこれからの活動において「風土ファースト」という言葉を大切にしています。”地域のあらゆる資源を活かす”ということがポイントになりそうです。

以下、トラベルニュースat 「風土ファースト観光」を確立する/島根県・雲南地域でキックオフ・ワークセッションより引用
https://www.travelnews.co.jp/news/area/2022071916401330973.html
”地域に暮らしてきた先人たちの知恵によって育まれた風土を守り、次世代に繋げるためには、地域が主体となって自然、文化、歴史、産業、人材など、地域のあらゆる資源を活かすことによって交流を振興・促進する必要があります。風土を守り、その暮らしを続けることに意義を感じる仲間が集い、活気にあふれるまち、繁盛するまちをつくる『風土ファースト観光』を構築したい”

「風土ファースト」については、当日のイベントでもお話していただき、参加される皆さんとも一緒に考えたりディスカッションしたりできるワークショップを行いたいと思っています。

奥出雲のサミーラさんの日常をお届けすることで、漠然とでも何かしたいと思っていたり地域と関わりたいと思っている方の背中を、そっと押せたら嬉しいです。それぞれが受け取ったもので、その先また新しい何かが生まれるキッカケになればと思っています。

◎サミーラさんセレクトの奥出雲セット

今回はサミーラさんのつながりで、奥出雲の特別なセットをご用意していただきました。
お米の採れた土地と同じ土地のお水で炊くご飯…これは美味しくないわけがない!
当日は各お家でお米を炊いていただき、サミーラさんのお話を聞きながら奥出雲の仁多米(にたまい)を一緒に味わって楽しみましょう♪数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお申込みください。

・仁多米3合(和久利さんのお米)
https://knowriceknowlife.stores.jp/items/5e8049c22a9a425f628af124
・仁多水500ml
https://www.jinohsui.com/

・奥出雲産猪肉ジャーキー25g
https://www.kanukapark.com/

◎こんなヒトに来て欲しい

・旅が好き
・ふつうの観光ではない旅をしてみたい
・地域のヒト、風土に興味がある
・育てる暮らしをしてみたい
・地域の暮らしに興味がある
・島根の暮らしに興味がある
・地域で暮らすきっかけを知りたい
・地域で何かしてみたい
・島根のことを知りたい
・奥出雲のことを知りたい
などなど

◎スケジュール

19:45 当日のzoomURLを送付します。
20:00 本日のテーマ、アイスブレイク
20:10 サミーラさん自己紹介/島根に来た経緯 
20:20 奥出雲での活動・風土ファーストのこと
20:40 ワークショップ
「風土ファースト」紹介を聞いて
(奥出雲の仁多米を味わいながら)
21:00 懇親会と質疑応答
21:30 終了予定

◎イベント概要

【日時】2023年3月3日(金)20:00-21:30
【定員】①15名
    ②20名
    *定員に限りがございますので、お早めにご注文願います
【参加費】①1,500円 奥出雲セット(イベント参加+視聴)
     内容:仁多米3合+仁多水500ml+奥出雲産猪肉ジャーキー25g+送料    
     ※締め切り2月26日(日)(到着までを考慮して設定)
     ②無料(イベント参加+視聴のみ)
【申込方法】https://peatix.com/event/3497383/view
     *peatixチケットサイトで支払い窓口*
【会場】オンラインツール(zoomを使用します。)
【主催】公益財団法人ふるさと島根定住財団
【協力】はじまり商店街

◎ゲスト

<プロフィール>
Sameera Gunawardena (サミーラ グナワラデナ)
奥出雲町在住。スリランカ出身。2001年に留学生として来日。
2006年隠岐郡海士町に移住し、海士町観光協会で 10年勤務。
海士町では、宿の女将さんと協力して、島宿プロジェクトの立ち上げに関わった。2016年から奥出雲町で観光協会の立ち上げに関わり、同協会に勤務。山陰地域の観光関係者、行政、観光協会などと連携し、もっと世界中から観光客が集まる地域にするために、2021年4月に株式会社タビカラを設立。

▼TAVIKALA(タビカラ)
https://tavikala.com/

<プロフィール>
原 早紀子(はら さきこ)
公益財団法人ふるさと島根定住財団 東京拠点 主任
https://www.teiju.or.jp/

1984年生まれ、島根県安来(やすぎ)市出身。東京都在住。
広告、アパレルなどを経て2014年より現職。首都圏から島根への移住支援や、地方や島根に関わりたい、何かしてみたい、という方のコミュニティ作りに取り組み中。

◎公益財団法人ふるさと島根定住財団

島根県への移住促進や県内での定住を目指して設立された団体。
沢山の方に「いいね、島根」と思ってもらいたい!という気持ちのもと、島根の暮らし・仕事・地域の魅力を発信するとともに、島根県内で頑張る方々の地域づくり支援や、一緒に頑張りたいという人との出会いを創出している。

▼ふるさと島根定住財団ホームページ
https://www.teiju.or.jp/
▼移住ポータルサイト「くらしまねっと」
https://www.kurashimanet.jp/
▼島根関係人口マッチングサイト「しまっち!」
https://shi-match.jp/
▼しまね地域活動応援サイト「フレフレしまね」
https://furefure-shimane.jp/

◎ファシリテーター

柴田 大輔
株式会社はじまり商店街
共同代表取締役/コミュニティビルダー
1988年生まれ秋田県出身。
鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営。
他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりを。
2018年8月から株式会社はじまり商店街(YADOKARI子会社)共同代表
年間300を超える多様なイベントの企画・運営。
他にも大手企業の社員研修やまちづくりの講師も団地の運営などを担当している。
都内の拠点10ヶ所を中心に多様な賑わい作りやコミュニティ支援を行う。

◎はじまり商店街とは?

場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー「はじまり商店街」。暮らし方・働き方・コミュニティを中心にライフスタイルに関わる企画プロデュース、遊休地の有効利用、まちづくり支援、イベント・ワークショップ、などを主に手がける。東京・横浜・鎌倉と様々なエリアで賑わい作り・人と人の出会いのデザインを展開中。

▼はじまり商店街 公式ホームページ
https://hajimari.life/
▼はじまり商店街facebookページ
https://www.facebook.com/hajimari.shoutengai/
▼はじまり商店街ツイッターページ
https://twitter.com/hajimari_stg
▼はじまり商店街note
https://note.com/hajimari0801

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