2019/1/29 空間を編集する宿泊提案 〜人×コトの五感で反応する空間メディア「MAGASINN KYOTO」〜未来トラベルクリエイターズfile#2

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◎未来トラベルクリエーターズfileとは?
新しい「旅」と「宿泊」を提供するクリエイターの方たちをお呼びして、トラベル業界が進む方向を見出すキッカケづくりのイベントです。一緒に未来の宿泊文化創造ができることを楽しみにしております。

◎今回のスペシャルゲスト
皆さんは京都に「泊まれる雑誌」があるのを知っていますか? 
その名も『MAGASINN KYOTO(マガザンキョウト)』。
牛乳屋を改装した2階建ての町屋を「雑誌」に見立て、様々なコンテンツが楽しめる空間に「編集」されています。そこには1日1組限定の宿泊スペースをはじめ、ギャラリースペースやイベントスペース、雑貨類の販売スペースがあり、思わず五感が反応してしまう空間が広がっています。

オープンは2016年5月。『MAGASINN KYOTO(マガザンキョウト)』編集長の岩崎達也氏が「泊まれる雑貨店」を作りたいと考えていたことが始まりました。最初は京都市内で欧米のビンテージ雑貨を取り扱う雑貨店を友人とともに始め、そんな中、「泊まる」という機能を雑貨店に加えたら、遠くに住む友人らも旅行ついでに来やすくなり、宿泊時に雑貨を使ってもらうことでより誠実にモノを売れるという考えにいたったとのこと。ただ、雑貨店には少しだけ違和感があったといいます。「世界中から素敵な人やクリエイターたちが集まる装置や仕組みをつくりたかったんです。雑貨というモノはあくまで人を集める手段だったので、モノでなくてもいいと思っていました」と岩崎氏。

「泊まれる雑誌」というコンセプトが決まったのは2015年の大晦日。なんと友人・知人との酒の席だった。「雑誌は手の届く距離の新しいモノや素敵な知らないモノを可視化してくれる媒体。もともと雑誌が好きでしたし、どこから読んでも、扱いが多少荒くてもOKな雑誌の『雑』という部分もちょっとユルい自分の性格と相性がいいと思って。そこからは一気に物事が進んでいきましたね」と岩崎氏は語ります。

▼店名の由来 〜そもそも「雑誌 / magazine」は空間だった〜
この構想を膨らませていた頃、そういえばどういう意味だっけ?と思い、「magazine」の語源を調べてみると、[語源]1583.<フランス語 magasin<イタリア語 magazzino 倉庫<アラビア語 makhzin(makhzan「倉庫」の複数形);英語では比喩的に「情報の庫」として,本のタイトルおよび定期刊行物に使われた。もともと雑誌は倉庫という「空間」だった。
語源はフランス語の「magasin(マガザン)」であり、「倉庫」「情報の庫」という意味から派生した言葉でした。そして店名は「magasin(雑誌)」+「inn(宿・住居)」を組み合わせた「Magasinn マガザン」となりました。

▼今こそ求められているのは、「編集の力」だと思う。
世の中は、自分ではない誰かが決めた”やらないといけないこと” と “やるべきこと” で溢れています。
現実と向き合う必要性は痛いほどわかる。今まさにそれを感じています。それでもぼくは、誰かにやらされることに溢れている現実をとても悲しく、寂しく感じてしまいます。
だからこそ、好きなモノがあって、好きなコトが起きていて、自分らしく生きている人たちが世界中から集う場所として、マガザンをつくりたい。第一線で自分らしく生きている人たちと一緒に特集をつくっていくことで、そういう生き方ができるということを伝えていきたいのです。
そして、嫌なことややりたくないことをうまく整理して、「自分らしいこと」を真ん中に据え続けるためには、「人生を編集する力」が必要なんじゃないか。空間型の雑誌はその想いを体験を通して伝えるメディアになり得るんじゃないか。そんな風にも考えています。

来られた皆さまと空間を編集する宿泊提案を共有しながら、一緒にワクワクする未来を話せることを楽しみにしております!イベントへのご参加を心よりお待ちしております!

▼ファシリテーターの柴田大輔さんのメッセージ
僕は様々なお仕事をさせていただく中で大切にしていることがあります。
人との対話の中で、次を生み出す「編集力」です。
今回のこのイベントもMAGASINN KYOTOを訪問させていただき、MAGASINN KYOTOの作り出す空間と編集長の岩崎さんとの会話の中で生まれました。「どんなことが面白いのか?」「この空間に詰め込んでいるプロダクトの意味は何ですか?」会話をしている中で生まれたインスピレーションが次々と頭を過ぎりました。そんな思わず反応してしまう空間と岩崎さんとイベントでご一緒できて光栄です。対話の中で紡がれる編集力って面白いですよ。

◎こんなヒトに来て欲しい
・ホテル、ゲストハウス業界の方
・地域の民宿、旅館を経営されている方
・コミュニティにおける運営に興味がある方
・ゲストハウス巡りが好き/作りたい方
・旅をしたい、してきた方
・編集を生業にしている方
・新しい領域の場作りをしたい方

◎概要
【日時】
2019年1月29日(火)18:30~20:30
【定員】
40名(現場)
*定員に限りがございますので、お早めにご注文願います
【参加費】
①2500円(通常チケット+ビール or ソフトドリンクつき)
*持ち物名刺必須
②1500円(LIVE配信チケット:動画のみ)

*遠方からもご参加可能、ライブ動画視聴チケット枠もあります
遠方で会場に行けない、日程がどうしても合わない、などイベントに参加したくてもできないお客様のご要望に答えるべく「ライブ動画視聴」環境をご準備させて頂きました。インターネット接続環境があるパソコン・スマートフォンにて日本全国・世界中から視聴が可能です。動画配信は容量が大きいため回線速度の早いwifi・LAN環境での視聴をオススメ致します。

なお動画は一定期間アーカイブされますのでイベント開催日から10日間は視聴が可能です。ご都合の宜しい時にお楽しみ頂けます。
【申込方法】
https://peatix.com/event/588496/view
*peatixチケットサイトが支払い窓口*
【会場】
WeWork 新橋
https://www.wework.com/ja-JP/buildings/shimbashi–tokyo
【住所】
〒105-0004 東京都港区新橋 6-19-13
【アクセス】
都営三田線「御成門」駅(徒歩 5 分)
都営三田線「大門」駅(徒歩 5 分)
都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ「汐留」駅(徒歩 10 分)
東京メトロ・JR・ゆりかもめ「新橋」駅(徒歩 10 分)
【主催】
In The Hood x YADOKARI株式会社 x 株式会社はじまり商店街
【後援】
WeWork 新橋

◎スケジュール
18:15 開場

18:30 スタート

18:40
主催者・ファシリテーターはじまり商店街の説明(熊谷・柴田)

18:45
パネリストIn The Hoodの説明(北川)

18:50
1部
「MAGASINN KYOTO(マガザンキョウト)編集長  岩崎達也氏」より、これから編集×宿泊の現在、未来のお話

19:30-19:45
質疑応答

19:45-20:15
懇親会

20:30
中締め・完全撤収

◎今回のゲストスピーカー

岩崎達也 氏
編集長
MAGASINN KYOTO(マガザンキョウト)/ EDIIT Inc. 共同創業者

プロフィール
1985年生、兵庫県三木市出身、山田錦農家の長男。京都市在住。
上京しリクルートコミュニケーションズ、楽天を経て2014年京都へ移住し、ロフトワーク京都に勤務。いずれも新規事業ディレクターとして従事。
2016年、泊まれる雑誌マガザンキョウトをクラウドファンディングを活用し起業、編集長を勤める。雑誌の特集のようにシーズン毎に空間で様々な企画を展開。様々なプロジェクトの受け皿として、2017年EDIIT Inc. を創業。

◎パネリスト

北川旭洋 氏
ブランド開発責任者
In The Hood
プロフィール
徳島県出身、北京で育ち、18歳でニューヨークに渡る。コーネル大学ホテル経営学部学士号を修了し、ボストンコンサルティンググループに新卒入社する。その後エクスペディアグループのバケーションレンタルプラットフォーム、ホームアウェイ日本支社創業メンバーとして、物件仕入れ側の営業&マーケティング戦略及び民泊新法対策の立案と執行を経験する。2018年8月よりIn The Hoodの立上げ業務と、新しい宿泊コンセプトの開発に励んでいる。
~ In The Hoodは物語を届ける宿泊施設を創る、デザイナー&オペレーター集団です。~

◎ファシリテーター

柴田 大輔氏
共同代表
株式会社はじまり商店街
1988年生まれ。
秋田県秋田市出身 幼少の頃から、家族・学校・社会のコミュニティに疑問を抱く。
鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営していた。
他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりを。

2017年4月BETTARA STAND日本橋のコミュニティービルダーになり、映画上映・まちづくり・地域と連携した飲食のイベントなど年間200本以上の運営・企画を行う。
2018年5月Tinys Yokohama Hinodecho のコミュニティビルダーとなり、多様なイベントの企画・運営を行う。
2018年10月から鎌倉のHOUSE YUIGAHAMAでも「コミュニティビルド」をテーマにLABメンバーで研究中。

はじまり商店街プロフィール
場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー「はじまり商店街」。暮らし方・働き方・コミュニティを中心にライフスタイルに関わる企画プロデュース、遊休地の有効利用、まちづくり支援、イベント・ワークショップ、などを主に手がける。

◎We Work 新橋とは?
新橋のコミュニティ型ワークスペース
働く人々のパラダイスとの呼び声も高い新橋は、ビジネスの拠点として根を下ろすにはこの上ない場所と言えるでしょう。「よく働きよく遊ぶ」の美学が息づくこの街の勤勉なイメージに WeWork が新しいひねりを効かせ、すっきりとデザインされた 9 階建てのオフィススペースをご用意しました。汐留や神谷町、虎ノ門といった主要なグローバルビジネス地区の中心部に位置し、国内と海外の両企業からも至近距離にある、優良な立地条件を最大限にご活用ください。
WeWorkホームページより(https://www.wework.com/ja-JP/buildings/shimbashi–tokyo)

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