◎未来まちづくり研究所とは?
これからのまちづくりの可能性、エリア開発、コミュニティ支援に関わる企業担当者、オピニオンリーダーなどをお呼びしたディスカッションや参加者同志の繋がりを通して、未来の暮らしのヒントがみつかるリレーイベント「未来まちづくり研究所」。
コロナによって生活様式も大きく変わり、先が見えない時だからこそ、会社や組織という枠を超えて「これからのまちづくり」を皆で考え、共にディスカッションできる場の必要性を改めて感じています。是非、お気軽にご参加下さい。
◎今回のスペシャルゲスト
皆さんは、どんな街に暮らしたいですか?
コロナ禍の発生によりリモートワークや在宅勤務が急速に普及し、自分が暮らす地域で過ごす時間が長くなった時、私たちは何を求め始めるのでしょうか?その問いは、これまで主に都心に出社する人々を運ぶためのインフラだった電鉄やその沿線の街に、どのような進化が求められるのかというイシューと表裏一体です。
最近では、地域(郊外・ローカル)で活躍するプレイヤーや企業拠点も増えてきています。都心部の経済圏で戦い、満員電車で出社し終電まで働き続けるワークスタイルから、地域や住まうエリアで職住接近をバランスよく選択をしていくなど「幸せや豊さの価値観の変化」を目の当たりにしている人も多いことでしょう。
今回ゲストとしてお呼びするのは、多摩田園都市エリアでの沿線開発・次世代郊外型まちづくりをご担当されている 東急株式会社(以下、東急)中村昂喜(なかむらこうき)さんです。
東急㈱の前進となる目黒蒲田電鉄㈱が1922年に設立されてから、今年でちょうど100年。これまで手けてきた沿線エリア開発ストーリーはもちろんですが、成熟期に入った日本で「既存のまち」の暮らしやコミュニティを重視しつつ、新たな発想でこれからの時代に合った郊外住宅地に再生させていく「次世代郊外まちづくり」の取り組みなど、新たな活動事例を含めてエリア開発や郊外都市の機能と未来、これからのまちづくりはどう変化していくのか?中村さんにお話を伺っていこうと思います。
◎東急:次世代郊外まちづくり
横浜市と東急は「既存のまち」の暮らしやコミュニティを重視しつつ、新たな発想でこれからの時代に合った郊外住宅地に再生させていく「次世代郊外まちづくり」の取り組みを公民共同で2012年から推進中。
◎東急:スプラス青葉台
横浜市と東急が取り組む「次世代郊外まちづくり」で目指すまちの姿「コミュニティ・リビング」の推進に向けたプロジェクト。青葉台郵便局の空き区画を活用した新たな地域交流拠点「スプラス青葉台」。
◎東急:nexus構想
多摩田園都市エリアで、郊外における生活者起点での自由で豊かな暮らしを実現するために、住む・学ぶ・働く・遊ぶといった生活が自然や農と融合した「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を目指すプロジェクト。
◎街づくり対象エリア
「東急多摩田園都市」は東京の西南部、都心から15~35kmに位置する緑豊かな多摩丘陵の一部エリアの総称です。その規模は神奈川県川崎市、横浜市、大和市、東京都町田市の4市にまたがり東急田園都市線の梶が谷駅~中央林間駅間に広がっています。
東急グループの源流となる目黒蒲田電鉄株式会社の1922年の創立以来、長年にわたり東急主導で開発が進められ発展を遂げたエリアでもあります。近年では20212年に横浜市と「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定を締結、2015年に川崎市と「東急沿線まちづくり」に関する包括連携協定を締結するなど、行政や地域との関係性を構築し推進を行なっています。
また、後半では、暮らし・まちづくり・可動産などで既成概念に囚われない新たな開発プロデュースを展開するYADOKARI共同代表のウエスギ氏・はじまり商店街共同代表の柴田氏とともに、多摩田園都市エリアにおけるまちづくりの可能性についてトークディスカッションを展開します。
◎YADOKARI:Tinys Yokohama Hinodecho / BETTARA STAND 日本橋
(グッドデザイン・ソトノバアワードなど各種受賞)
https://yadokari.company/works
「YADOKARI」は遊休不動産×可動産を活用したエリア開発・複合施設プロデュースを電鉄・不動産ディベロッパー・自治体さまと共に多数展開。宿泊、飲食、オフィス、各種多目的スペース含め、土地条件の厳しいエリア開発、今後のMaaS市場なども見据た新たな開発を展開
◎YADOKARI:タイニーハウス・VAN
「YADOKARI」は移動ができる新たな空間商品として、様々なタイニーハウス・VANを展開中。販売・レンタル・自由設計含めてワンストップでの提供が可能。
◎はじまり商店街:いろどりの杜(グッドデザイン受賞)
団地「いろどりの杜」では1960年代に建てられた団地を単純にリノベーションするだけでなく、「私たちの暮らしは”作る”から始まる。」をコンセプトに、部屋は全てDIY可能な他、団地に居住する大工さんにDIYを教えてもらったり、本格的な工具が借りられる「シェア工房」や「シェア菜園」などを備えたコミュニティ醸成型の新しい団地活用を展開。
「まちづくり」という広義な話を紐解きながら、参加者の皆様にとっての未来の暮らし方、働き方、街での過ごし方を豊かにするヒントが隠されているかもしれません。皆様のご参加を心よりお待ちしております!
◎ こんなヒトに来て欲しい
・これからのエリア開発・まちづくりの未来に興味のある方
・持続可能な地域コミュニティの運営に興味がある方
・東急沿線や田園都市線エリアに関わりのある方
・地域創生、関係人口、SDGsなど興味のある方
◎ スケジュール
18:45 開場/受付
19:00 スタート(テーマ説明・ゲスト紹介・主催紹介)
19:20 1部:ゲストより「東急のまちづくり」について(東急会社紹介含む)
19:50 2部:パネルディスカッション(参加者からの質疑応答含む)
20:40 交流会(現地参加者のみ、入退場自由)
21:30 中締め・完全撤収
◎ イベント概要
【日時】
2022年3月1日(火)19:00~21:30(18:45 開場/受付)
【定員】
①現地会場参加:20名(特典:交流会付き)
②オンライン参加: 50名
【参加費】
無料(現地・オンライン共に)
【申込方法】
peatixにて申込:https://tokyu-mirai.peatix.com/
【場所】
FinGATE KAYABA 1階 イベントスペース
【住所】
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目8−1
【アクセス】
東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩1分
銀座線・都営浅草線「日本橋」駅 徒歩4分
半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩12分
【主催】
YADOKARI株式会社・株式会社はじまり商店街
【会場協力】
平和不動産株式会社
◎ スペシャルゲスト
中村昂喜(なかむら こうき)氏
東急株式会社
田園都市担当 課長補佐
沿線開発事業部 開発第二グループ
<プロフィール>
1988年生まれ。青森県出身。大学を卒業後、東京急行電鉄株式会社(現:東急株式会社)に入社。入社後、賃貸物件の運営管理や、一般オーナーが所有する不動産の活用コンサルティング業務を担当し、その後、東急沿線にエリア再整備検討業務を担当。まちづくりの一環として地域交流拠点スプラス青葉台を開発した。妻、3歳、5歳の娘との4人家族。
◎ ファシリテーター
ウエスギ セイタ
YADOKARI株式会社
代表取締役 COO
<プロフィール>
暮らし(住まい方・働き方)の原点を問い直しこれからを考えるソーシャルデザインカンパニー「YADOKARI」。暮らしに関わる企画プロデュース、メディア運営、小屋・タイニーハウス企画開発、遊休不動産と可動産の活用・施設運営、まちづくり支援イベントなどを主に手がける。
世界中の小さな家やミニマルライフ事例を紹介する「YADOKARI」、全国の100均物件マッチングサイト「空き家ゲートウェイ」などを企画運営。250万円の移動式タイニーハウス「INSPIRATION」や小屋型スモールハウス「THE SKELETON HUT」を企画販売。
自社施設として可動産を活用した日本初の高架下複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho(グッドデザイン賞、ソトノバアワード場のデザイン賞)」(×京急電鉄)、可動産イベントキッチンスペース「BETTARA STAND日本橋」(×三井不動産)を企画・運営。コワーキングスペース「SPRAS AOBADAI」(×東急)を運営。黒川紀章設計「中銀カプセルタワービル」などの名建築の保全再生にも携わる。
著書に「ニッポンの新しい小屋暮らし」「アイム・ミニマリスト」「未来住まい方会議」「月極本」などがあり日本以外にも中国、韓国などアジア圏での出版も多数展開。
YADOKARIメディア:https://yadokari.net/
YADOKARIコーポレート:https://yadokari.company/
柴田 大輔
株式会社はじまり商店街
共同代表取締役/コミュニティビルダー
<プロフィール>
1988年生まれ秋田県出身。鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営。他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりを。2018年8月から株式会社はじまり商店街(YADOKARI子会社)共同代表。年間300を超える多様なイベントの企画・運営。他にも大手企業の社員研修やまちづくりの講師も団地の運営などを担当している。都内の拠点10ヶ所を中心に多様な賑わい作りやコミュニティ支援を行う。