【イベントレポート】TOKYO ISLANDS MEETING Vol.2 素敵な島暮らしと、仲間とカフェの魅力が伝わるイベント

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東京島しょの魅力を伝えるイベントシリーズ「TOKYO ISLANDS MEETING」の第2回は、大島からトラベルジャーナリストであり、波浮港で素敵なカフェHav Cafeを営む寺田直子さんをゲストにお迎えしました。

今回もおかげさまで満員御礼。東京の島が大好きでよく訪れるという方や将来カフェをやってみたいという方、そして大島でHav Cafeによく行っているという方など様々な方が集まられました。

寺田さんは約35年フリーのトラベルライター・ジャーナリストとして活躍され、訪れた国は90カ国以上にのぼります。
雑誌などの記事の執筆の他、『泣くために旅に出よう』『フランスの美しい村を歩く』など旅に関する単行本も出されています。

伊豆大島には約10年前から関わるようになり、特に心を惹かれたのが波浮港地区。大島は島内を一周すると約52kmというかなり大きな島で、集落ごとに文化が異なります。最も多くの人が住んでいるのは西部の「元町」地区ですが、波浮港は南西にある情緒ある港町で、古く美しい街並みが残っています。大島のなかでもこういったレトロな街並みが残されているのは波浮港の方だけになってしまっているのだとか。

2018年、寺田さんは波浮港の運命の古民家と出会い、手に入れることになります。地元の大工さんでも「改修は無理」と言うくらいの状態だった古民家ですが、東京・調布市のカフェ「手紙舎」を設計された建築家の井田耕市さんにお願いし、見違えるほど素敵な空間に生まれ変わりました。それが「Hav Cafe」です。ちょうど2022年2月で開業1周年となりました。

大島牛乳アイスにエスプレッソをかけた「アフォガート」はぜひ味わってほしい一品とのこと。これは味わってみたいですね!

●Hav Cafe インスタグラム
https://www.instagram.com/havcafe/

現在ではHav Cafeの営業は週4日。週3日自分の時間を持つことで地方に取材に出かけたりとトラベルジャーナリストとしてのお仕事も続けていらっしゃいます。大島は東京の竹芝桟橋からジェット船で2時間以内。調布飛行場から飛行機ならわずか25分です。熱海へもジェット船で45分で出られるので、新幹線で西へのアクセスも抜群。思った以上にアクセスが良く、多拠点居住にも向いている場所なのです。

大島は火山の島ですから、火山の噴火に備えた防災の手引きなども町役場で配られるそうです。一方で、雄大なジオパーク、美しい海など自然の美しさもダイレクトに感じられます。自然と共に生きている感覚が味わえるというのもよく理解できます。

また、年齢や立場など関係なく、興味がある人がいたら直接飛び込んでいく行動力、人と人とをつなげようとする熱い思いにも魅力を感じました。寺田さんのもとには素敵な人々がつながり、さらに面白い循環が生まれています。そしてHav Cafeはそんな素敵な熱い思いを持った人々のつながる場所となっていることがわかり、元気がいただけるイベントとなりました。

ぜひ、みなさんもふらっと気軽に、寺田さんや大島で暮らす魅力的な人たちや、雄大な大自然を体感しに伊豆大島へ行ってみてくださいね。

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