よく聞く「地域創生」という大きな言葉。
この数ヶ月、地域を扱うイベントが多くなって来たせいか「地方創生」に興味がある若者によく会います。
そこで「なぜ地方創生に興味があるんですか?」と聞いてみると
「。。。なんか田舎の方がゆっくりできそうだから。」や「地域の可能性を探りたくて、、、」や「東京にはない余白で地域で活躍できる。」
どれも確かに!という意見だとは思います。
だけど、地方創生という曖昧な日本語は新しいゆとりを作り出してしまっている気がします。
それと前から言っているかもしれませんが、地域おこし協力隊に関しても意見があります。
こちらも相談が多く「地域起こし協力隊になったけど、何をしていいかわからない、、、」
、、、
、、、
、、、
おいおい!とツッコミを入れたくなるのですが、ポイントはそこじゃない。
今、全国の人口が東京に流出して来ています。そんな歯止めをするために総務省が始めたのが「地域おこし協力隊」という制度です。
詳しくはこんな感じ。
—
地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。
—
これも悪い制度ではないと思います。
しかし、もう少しいい方法で地域と関われないのか?と思います。
なぜならば、地域おこし協力隊になったものの定着率が悪いという実態。
地域おこし協力隊になった人の話を聞いて、よく思うことがあります。
「まず協力隊になる前の準備期間が必要ではないか?」ということ。
と、いうのも任期が2〜3年の中でやりくりしなければいけない難しさや地域の課題が重いということ。
そこで僕は具体的に考えました。
以下のことを地域おこし協力隊になる前にやった方がいいのでは?
・受け入れ自治体との関係づくり。
・自治体との本当にマッチング出来る仕事があるのか?を見極めること。
・行く前のアイディアや企画の相談会
・各地域との連携や協業
・任期終了後の事業の作り方
などなどの準備が必要だと思います。
これは実際に僕が地域おこし協力隊をやったわけではないので、物議を醸しそうですが、、、結構真剣に何かできることはないかと考えてみました。
最後に話を戻して。
地方創生の観点で、買い物や飲食店しか楽しみが無い(いわゆる観光的なもの)街は難しくなってくると思います。
では何が必要か?
いわゆるソフトの景色・文化/芸術・人が揃っていることで盛り上がりが生まれると思います。
「景色」は自然や街を構造物が彩りとしてあること。
「文化/芸術」はお祭りやスポーツやアートがあること。
「人」は住人や行き交う歩行者がいること。
*特に僕は人の部分にフォーカスを当てた街が好きなので、そこを一番見てしまうと思います。(観光ではない、人に会いに行く出会いが真の関係人口になると思ってます。)
地域に関してここまで書くのは、自分の出身の地域もどんどん灰色の世界になっているからです。
僕に何ができるかはこれからの話ですが、地域と対話を続けながら「孤独」を少なくしていきたい。
柴田大輔